盛り上げキャラ、を演じる生きづらい人たち

おはようございます。四柱推命家の猫先生です。

 

 

本音を話せる人がいない

よくある風景。同僚2、3人でランチ。

あなたは、昨日の帰りの電車で偶然見かけたイケメンをネタに、面白おかしく盛り上げる。

一見、和気あいあいの楽しそうなランチタイムに見えるだろう。

 

 

内心はどうでもいいと思ってる。

ランチの会話の間をもたせたい。

薄っぺらい中身のない話は安心できる。

沈黙は苦手。

本音も苦手。

 

 

本音では、盛り上げ役に、疲れてる。

あーーー。一人でご飯行きたい。

 

 

ありのままの自分を出せない

パスタランチよりトンカツ定食が食べたいのに、空気を読めない人と思われたくない。

つまらない人だと思われたくない。

暗い人だと思われたくない。

ネガティブな人だと思われたくない。

出世したいとか夫婦のこととか、本気の話・本音の話はとにかく避けたい。

心の大事な部分は、他人に触れられたくない。

 

 

 

とはいえ、できれば、時には、誰かに本音を思い切り話して、聞いてもらいたいと思うことがある。

 

 

本音を話せない人は、話したいことを「気軽に、軽く」話題にできません。

心の深いところまで全部話してしまいそうで怖い。

本音を知られるのが怖い。

 

 

他人を信頼するのが怖い

ありのままの自分を出せない、本音を他人に話せないのは、他人を信頼するのが、怖いから。

バカにされたら嫌。

人の優しさを疑っています。

過去に起きた「何か」が原因です。

 

 

人は、過去の「思い当たるフシ」を結びつけて、物事を判断します。

過去に、人の優しさを疑ってしまう出来事が起きたとして、目の前にいる人、今起きている出来事は関係ありません。

相手を信頼するかどうかは、目の前の人との記憶を頼りにする。

 

 

四柱推命でひも解く「生きやすい人」

四柱推命のきほんは陰陽論です。

陰陽論では、全ての物事は背中合わせの2面性があり、お互いが助け合い、反発しあい、変化し、発展しながら存在し続ける、とします。

昔の人が万物のつながりを理解するための、世界観です。

 

 

例えば、男と女、肉体と精神、表と裏、動と静、天と地、昼と夜、太陽と月、明と暗、上と下、敵と味方・・・

 

 

 

男と女、両方いるから子孫繁栄、人は過去から現在、未来も存在する。

肉体と精神が健康だから、仕事や家族の時間、趣味を楽しめる。

敵がいるから味方のありがたさがわかり、敵を知ることで、自分の弱点がわかる。

 

 

 

現代人の私たちも、自分に降りかかる、いいことも悪いことも、全ての出来事に、この世界観を当てはめ、受け入れられたら、どんなときも心穏やかに過ごせるんでしょうね。

 

 

とはいえ、人間には感情があります。

感情は、AIのように合理的に働いてくれないので、ネガティブなことを「喜んで受け入れます!学びの機会です」なんていう境地は、言うほど簡単ではない。

 

 

四柱推命のきほんは陰陽論

あなたの命式を見てください。 

生年月日を入れるだけで、無料で命式が作れるサイトを掲載しています。

nekosensei88.hatenablog.com

 

 

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1986年5月12日午前8時30分 福岡生まれ 女性 の命式

 

精神力や生きるエネルギーを表す「日干」は陰で、才能や価値観を表す「用神」を陽とします。

 

 

簡単に言うと、日干が用神を動かす、と考えます。

 

 

日干が強く、用神が弱い、エネルギーが有り余っている人が、才能がないのに、大きなことをしようとする。

例えば、怪しげな儲け話に乗っかって失敗、なおもエネルギーが余っているので、別の何かに手を出して・・・を繰り返す。

「負」のループにハマります。

 

 

日干と用神のバランスに偏りがあるほど、有余るエネルギーや才能をうまく使いこなせず、振り回されます。

願う結果をもたらしません。

思う通りにならないことがもどかしく、心に不満が溜まりやすいです。

 

 

人を楽しませる才能を持っていても、実は自分の心を抑えて押し殺して我慢しているのは、日干と用神のバランスを崩す生き方をしています。

 

 

日干と用神のバランスが良いと、生きやすい

例えば、用神が弱い、優れた学歴も職歴も特技もない、平凡な人。

目の前の仕事や家事、家族の時間など、身の回りのことを一生懸命こなし、楽しさを見つける人は、生きやすいです。

小さなことに喜ぶポジティブレーダーの感度は上がり、ネガティブなことを乗り越える強さを積み重ね、「幸せ」を自分のものにできるからです。

 

 

 

盛り上げキャラはコスプレ

アニメに興味がない人でも、コミケのコスプレはTVやネットで見たことありますよね?

2018年の紅白歌合戦に出演された筋肉体操のメンバー、東大出身の弁護士も、本格的なコスプレイヤーさんだそうです。

コスプレイヤーさんは、念入りに準備をして、準備も含めて思い切り楽しんで、キャラを表現します。

そしてカメラ小僧さんや見る人を喜ばせます。

撮られるコスプレイヤーさんも、満足そうです。

 

 

思い返せば、盛り上げキャラのおかげで、職場でのポジションや人間関係の中で、自分中心に動かせる、有利になる、頼られ一目置かれる、得していませんか?

メリットがあるから、盛り上げキャラコスプレしている、と捉え直す。

 

 

自分が楽しくない、疲れる、メリットも思い浮かばない場合。

盛り上げキャラのコスプレは脱いで封印しよう。

 

 

場を明るい雰囲気にしてくれたり、話に入れない人にさりげなく話題を振ったり、盛り上げキャラのおかげで、助かる人はいます。

誰かのためになっていたら、形を変えて、あなたに還ってきます。

盛り上げキャラのコスプレは、自分にとってのメリットを利用し、人は楽しさのお裾分けをもらいます。

そう考えたら、盛り上げキャラ、も悪くないです。