母の日が、突き刺さる。心穏やかでいられない人へ
今週のお題「母の日」
おはようございます。四柱推命家の猫先生です。
本音をポロリ、相談相手はいますか?
明日は母の日。
感謝、思いやり、愛情、優しい気持ちを交換する日。
母の日のディスプレイに並ぶカーネーションの群を見ると、心がざわつく人がいる。
親から言葉で傷つけられた子供時代、大人になっても癒されない人がいる。
親から離れ、幸せに暮らしていても、説明できない罪悪感がある。
誰かに聞いてもらいたいけど、誰にも言えない、心の重荷。
「毒親」という言葉は浸透してきましたが、「常識」では親は尊敬すべきもの。
恋愛や仕事の悩みは気軽に人に話せても、毒親の悩みは「誰にも言えない」と一人で抱えてしまう人はいます。
「誰にも言えない」と感じているのは、なぜだろう?
- 親は大切にすべきものだから
- 育ててもらったから
- もっと酷い親がいる、うちはまだマシ
- 自分の考えが間違っているかも
- どうせわかってもらえない
多数の親は子供に愛情を注ぎ、子供は家族を信頼、安心して過ごし、肉体も精神も健やかな大人に成長します。
肉体的な暴力を振るわず「子供を苦しめる親」は、「いい親仮面」に本性を隠し、家族という密室に匿われて、確実に存在します。
言葉の暴力で子供をコントロールする、愛情より支配で成り立っている親子関係です。
しかし、愛情いっぱい注がれて育った人には、事件にならない「子供を苦しめる親」の存在は、空想のモンスター。理解できません。
言葉の暴力?誰でも親と喧嘩ぐらいするよ、大げさなんじゃない?って感じ。
リアルにイメージできません。
あなたの苦しい胸の内を、勇気を出してポロリ、とこぼした時、
「それでも親子なんだから、いつか分かり合える」
「あなたのことを大切に思ってるからだよ」
「大学まで出してもらえたからいいじゃない」
「子供のことを大切に思わない親はいない」
相手から、こんな言葉が返ってきた。
心臓の鼓動が早くなり、目頭と胸がカーッと熱くなる。
言わなきゃよかった、悲しくなった。
相談相手を間違うと、返り討ちにあう
誰にも言えない悩みを相談するとき時、「この人ならわかってくれる」相手への信頼や期待があります。
「自分に寄り添った言葉」を相手へ期待するから、親の気持ちを代弁するような言葉を言われるとガッカリしてしまいます。
100人いれば、100人の人生経験は違い、人は物事を自分の知識や経験で認識します。
親から大切にされた人は、その経験から親は大切にすべきもの、と考えます。
「親は大切にすべき」模範解答の言葉は、心の傷が癒えていない時は、辛いもの。
誰かに聞いてほしくなったら「何も言わず、ただ静かに話を聞いてくれる人」を選んで話してみよう。
心の重荷は、外に出したほうがいい。
少しづつ軽くなるから。
四柱推命で見る毒親
古来中国発祥の占術の四柱推命でも、親から子供への愛情過多はプラスにならない、と考えます。
通変星 印綬 は母親の愛情を意味します。
命式に印綬が多すぎると、母親の干渉過多とし、子供の人生にマイナスの影響があるとみます。
重たい親はダメ、って昔からわかってたんですね。
親子関係の真理です。
毒親を恨む時間は1円にもならない。自分がどう生きるか、に時間を使おう
親が毒親だった人は、そうでない人には想像できない「生きづらさ」を抱えます。
普通の親に育てられたかった。
もっと楽に生きられたかもしれない。
ついそんなことを考えてしまうかもしれません。
普通って何だろう?
「普通」というより、あなたの期待通りの親じゃなかった、ってことです。
それはもう諦めるしかない。
親があなたをコントロールしようとしてできなかったように、あなたが親をコントロールすることもできないから。
だから、「普通の親に育てられたかった」と恨むのは時間の無駄。
恨む時間は、毒親のために時間を使っています。
毒親から離れて独立できた、「生きる知恵」「強さ」に誇りを持つ。
これからは、あなたが選んだ好きなこと、やりたいこと、好きな人と一緒にいる、「自分がどう生きるか」に時間を使おう。